約 5,797,089 件
https://w.atwiki.jp/uwvd/pages/302.html
##便宜上、新キャラと旧キャラに分けます。 ################################################ #新キャラ スバル・ナカジマ 回避, はっ! ダメージ小, うわっ! ダメージ小, あうっ! ダメージ中, あっ……うっ! ダメージ大, あっ…うわわわわぁ! 破壊, うわあああああああっ! 攻撃, はっ! 攻撃, ええいっ! 攻撃, はあっ! 攻撃, ふんっ! 攻撃, いっくぞぉ! 攻撃, うおおおおおっ! 攻撃, うりゃああああっ! 攻撃, たああああああっ! かけ声(対ガジェット・ドローン), やっぱ魔力が消されちゃうと、イマイチ威力が出ない…そんならっ! リボルバーシュート, ロードカードリッジっ! リボルバー……シュートっ! リボルバーシュート, リボルバー……シュートっ! ウイングロード, ウイング…ロードっ! 行っくぞぉっ! でやぁああああっ! ディバインバスター, 一撃必倒っ! ディバイン…バスターっ!! 援護(エリオ・モンディアル), よぉし、行くよ! エリオっ! 出撃, スターズ3!スバル・ナカジマ!行きます!;行くよ…マッハキャリバー!セットアップ! ティアナ・ランスター 回避, バレット!レフトV!レイトRF! ダメージ小, あっ! ダメージ小, えっ!? ダメージ中, ぁぃた……っ! 射程外, この肝心な時にぃ! 攻撃, 落ち着いて…冷静に… 攻撃, シュートっ! かけ声(対ガジェット・ドローン), こちとら射撃型…無効化されて、”はいそうですか”って下がってちゃ、生き残れないのよっ! クロスファイヤーシュート, クロスファイヤー……シュートっ! フェイクシルエット, フェイクシルエット…これ、滅茶苦茶、魔力喰うのよ…あんまり長く持たないんだから…っ! バリアブルシュート, 固まれ…固まれ…固まれ…固まれっ! でぇえええい! バリアブル…シュートっ! 援護, 待ってなさい、今、撃ち落とすから 援護(エリオ・モンディアル), エリオ! 今っ! 援護防御(スバル・ナカジマ), スバル、バカ! 危ないでしょ!? 援護防御(スバル・ナカジマ), スバル、防御っ! 出撃, スターズ4!ティアナ・ランスター!行きます!;お願いね…クロスミラージュ!セットアップ! エリオ・モンディアル 回避, スピードだけが取り得だから! ダメージ小, あっ、いっててて… ダメージ小, くうっ! ダメージ小, ううっ!くっ! ダメージ中, なああっ! ダメージ中, うわああああっ! 攻撃, てやああああっ! 攻撃, てやっ! たあっ! 攻撃, おりゃああああっ! かけ声, 行くよ、ストラーダ…! カートリッジロードっ! かけ声, 行くよ、ストラーダ! かけ声(対ガジェット・ドローン), あの装甲形状は砲撃じゃ抜きづらいよ…!;僕とストラーダがやる! 援護, やってみます! 援護(キャロ・ル・ルシエ), 了解、キャロ! 出撃, ライトニング3!エリオ・モンディアル!行きます!;ストラーダ!セットアップ! キャロ・ル・ルシエ ダメージ小, あっ! 攻撃, ケリュケイオン! ブラストフレア, 連続行きます…っ!;フリード…ブラストフレア、ファイアっ! ブラストフレア, フリード!ブラストフレア!;ファイアっ! アルケミックチェーン, 我が求めるは…戒める物…捕らえる物…言の葉に答えよ…鋼鉄の縛鎖…連結召喚…っ! ;アルケミックチェーンっ! アクセラレーション(対エリオ・モンディアル), 我が乞うは、疾風の翼…若き槍騎士に、駆け抜ける力を…!;あの、かなり加速ついちゃうから気をつけて! 竜魂召喚, 行くよ…竜魂召喚っ!;其は清き奔る白き閃光…我が翼となり、天を翔けよ…;来よ、我が竜フリードリヒ!竜魂召喚っ! ブラストレイ, フリード……ブラストレイっ!;ファイアっ! 援護, 守りたい…優しい人を…私に笑いかけてくれる人達を…;自分の力で…守りたい! 援護(エリオ・モンディアル), 行くよ、エリオくん! 出撃, ライトニング4!キャロ・ル・ルシエとフリードリヒ!行きます!;ケリュケイオン!セットアップ! #ブーストアップ系の魔法で 「槍騎士」の記述が出てくる物は対エリオ専用の詠唱と判断 ギンガ・ナカジマ 回避, ダメージ小, ダメージ中, ダメージ大, きゃああああっ! 破壊, 射程外, 攻撃, ルーテシア 回避, ダメージ小, ダメージ中, ダメージ大, 破壊, 射程外, 攻撃, インゼクトツーク, 吾は乞う…小さき物…羽ばたく物…言の葉に答え…我が命を果たせ…;召喚、インゼクトツーク ################################################ #旧キャラ 高町なのは(StrikerS) 回避(対機動六課新人), みんな、まだ頑張れる? 破壊(対機動六課新人), お見事、ミッションコンプリート アクティブガード, うん、アクティブガード…ホールディングネットもかなぁ 援護, よかった…間に合った…助けに来たよ 援護(スバル・ナカジマ), スバル、大丈夫? 援護(ティアナ・ランスター), やるね、ティアナ 援護(ティアナ・ランスター), うん、いいよティアナ。その調子 援護(フェイト・T・ハラオウン(StrikerS)) 高町なのは(StrikerS), おんなじ空は久しぶりだね、フェイトちゃん フェイト・T・ハラオウン(StrikerS), うん、なのは 出撃, スターズ1、高町なのは、行きます! フェイト・T・ハラオウン(StrikerS) 出撃, 行くよ、バルディッシュ;ライトニング1、フェイト・テスタロッサ・ハラオウン、行きます! 八神はやて(StrikerS) アーテム・デス・アイゼス, この白き雪の王…銀の翼もて…眼下の大地を白銀に染めよ! ;来よ! 氷結の息吹! アーテム・デス・アイゼスっ! MAP兵器(命中)(対味方), 巻き添えごめんなぁ! リインフォースII(StrikerS) ダメージ小, ぅぁっ フィジカルヒール, あっ、治療なら私がやるですよぉ 援護(ティアナ・ランスター), ティアナ、どうです? ################################################ #ガジェット ドローン ガジェット・ドローン 回避, … ダメージ小, … ダメージ中, … ダメージ大, … 破壊, … 射程外, … 攻撃, …
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/2620.html
Devil never Strikers Mission 13 Subaru VS TypeZero-First 戦闘において、コンディションは非常に重要だ。 もしスバルに今のコンディションはどうか、と聞けば病み上がりの身にも関わらず「最高です!」と即答されるだろう。 マッハキャリバーの修理と強化、次いで怪我も完全に治ってようやく退院。 しばらく動いていなかった間に溜まったエネルギーは爆発寸前。 そのエネルギーを今すぐにでもマッハキャリバーに載せて走り出したい。 そんな気分をアースラの廊下で出くわした親友に伝えてみた。 「今絶好調なんだ!」 「そー」 終了。でも寂しかったので少し話を伸ばしてみた。 「ねーねークロスミラージュはモード3無しなんだよね」 「そーよ」 「それで出力の上昇だけにしたんだよね」 「ええ」 「マッハキャリバーもね!ちょっとだけど強化したんだ!」 「ふーん」 「軽く模擬戦しない?」 「しない」 反応が淡白だが諦めない。 今のスバルは入院中になまってしまった体を動かしたくて仕方ないのだ。 「ねーティ…」 「うっさい!」 名前を最後まで呼ぶ前にいつもの言葉に遮られる。 これを言われてしまって黙り込むしかなく、代わりに目で訴えてみる。 だが効果は無かったらしく、いつもの表情で手に持った書類をスバルに押し付ける。 「あんたがいなかった時の会議の資料!さっさと目を通す!」 これからの六課のスタンスの説明があった会議にスバルは出ていない。 その資料を読みながら、入院中にあったことを把握していく。 もっとも、大体は聞いていたので本当に細かい事だけを新たに覚えるだけだが。 渡された資料を読みながらティアナと歩く。 資料に集中しているせいで何度か壁にぶつかりそうになるがその都度ティアナが軌道修正していたのでぶつかりはしなかったが。 並んで歩く姿はすっかりいつもの二人だった。 705 :Devil never Strikers2/9:2008/08/21(木) 00 46 54 ID ae0vyktI 八割方目を通したところで、警報が鳴り響いた。 「何だろ?」 「知らないわよ」 じきにくるだろう艦内放送に備えて足を止めるが、だが艦内放送より先に壁に映像が映った。 その映像を見た瞬間、スバルの頭は何も考えられなくなる。 モニターの中に四人いる戦闘機人。その一人にとても見覚えがあったから。 「ギン、姉?」 手と足に何らかの装備を付け、さらに口を覆うマスクまでしているので印象に違いはあるが、間違いなくギンガだった。 映像で一見しただけだがその装備にはネヴァンのそれに近い物を感じる。おそらくは魔具だ。 管理局がダンテから聞き出した魔具中で手足に付ける格闘用の魔具は三つ。 断片的に聞いた手がかりからその中のどれなのかを推理する。 まずイフリート。 これはおそらく違う。あの篭手からは全く炎が出ていない。 情報ではぱっと見ただけで『炎』を連想させるような物とのことだからだ。 そもそもイフリートには足に付ける武装は無い。 次にベオウルフ。 これも違う。白い光を出している、と聞いていたからだ。 あれは光など出していないし白くもない。もっと鋼のような金属色だ。 残る一つは何だったか、イフリートでもベオウルフでも無いのだからあれに違いないのに名前が出てこない。 違う違うばかりで肝心の所を出せない自分の脳みそにうあー!っと叫びたい。 「衝撃鋼、ギルガメス……?」 「それ!」 名前は出てきたが(親友の口からだが)まだ分からないことだらけだ。 こんな所で説明を待っている場合ではない。 詳しい事情を知るため、走り出す。 「ちょ、スバル!?どこ行くの!」 ティアナに言われて気付く、自分はどこに行けば良いんだろう? そもそもここはどこだろう? 「まったく……付いてきなさい。会議室に行くわよ、ミーティングがあるとしたらそこだから」 会議室には一番乗りだった。 先に歩いていたティアナが座った横の椅子に腰を下ろす。 「そこ、副隊長の席よ」 慌てて逆に座りなおす。 普通に考えれば偉い人の方が奥になるのは当たり前だった。 そんな事も考えられないほど自分は慌てているらしい。 深呼吸して気持ちを落ち着ける。 気持ちを落ち着け、自分のやる事を考え終えた時にはスターズとライトニングの全員とアルトが集合していた。 「みんなそろっとる見たいやね」 モニターにはやての姿が映り、ミーティングが始まった。 まずこの事件の背景が語られた。要約するとスカリエッテイを利用しようとした奴が逆に利用された。という話だった。 だがそれは全て昔あったこと、原因や理由だ。 今しなければならない行動ではない。 上司の言うことを聞き流すつもりはないが、スバルにそれほど興味は無い。 その後は今の状況と対策の説明でミーティングは終わった。 スバルの役目はティアナ、エリオ、キャロと一緒に戦闘機人を抑えること。 後は待機して出動するだけ、この部屋をでれば配置の違う人たちと話すことはない。 「スバル」 退室しようとしたスバルを呼び止める声。 振り向いて声の主を見上げる。 「なんですか?なのはさん」 「体は、大丈夫?」 「大丈夫です!」 即答できた。 「あたし今絶好調なんですよ!」 もちろんこれは嘘ではない。 だってやるべき事ははっきりしているから。 普通の人よりちょっと優れているこの体で、何をすれば良いか分かっているから。 間接的にではあるが、消えそうな命を守る。 コンプレックスを力に代えて、憧れ目指して一直線に。 「じゃ、いってきます!」 スバルは走り出す。 その背中に嘘や無理は無いと見たなのはは安堵のため息をつく。 実はあの質問に意味なんて無いから。 今更大丈夫じゃないなんて言われても頑張ってもらうしか無いのだから。 でもそれでも不安だった。 無理をしているのではないかと。そして取り返しの付かない事になるのではないかと。 意味の無い質問だったが、それでもスバルは意味を付けてくれた。 「憧れて、不安まで取り除いてくれたあの子に、無様な姿は見せられないな」 向いているとは言えない指揮行動と、自分と同じ事になってしまうのではないかという不安。 その両方から解き放たれた今、絶好調がもう一人現れた。 707 :Devil never Strikers4/9:2008/08/21(木) 00 50 28 ID ae0vyktI 六課の保有していた物よりちょっと型の古いヘリが飛んでいる。 操縦士はアルトで、飛行ルートは結構適当。 ナンバーズの移動ルートを逆走すればいつかは会うだろうくらいの考えだ。 本当に適当だがさっさと終わらせてAMF慣れしてない部隊の援護に回ることを考えたらこれが一番早い。 「良し!そろそろ着くよ!みんな準備して!」 アルトの声が響き、四人は立ち上がる。 言葉通りそろそろ降下ポイントだ。 降下ポイントはこのヘリが敵の射程距離に入らないギリギリの位置、と決めていた。 ちなみに狙撃手であるディードの射程距離は考えに入れない。入れるとどうしても遠くなってしまうからだ。 故にアルトに頑張ってもらった。もちろんカンで避けろ、等と無茶を言っている訳ではなく、シャーリーのサポート付だ。 ヘリの下にはハイウェイがある。 ここを進めばナンバーズに、いや、ギンガに辿り着く。 おそらくギンガと戦うだろうハイウェイを窓から見下ろして、―――そしてダンテと目が合った。 他の三人の顔を見る。平常どうりだった。 どうやら見たのはスバルだけらしい。 さて、この事実をどう伝えたものか、いくらあの神出鬼没のダンテといえどもこんな所にいると言って信じてもらえるだろうか。 「みんな!下!」 とりあえず緊急事態っぽく叫んでみた。 三人は素早く窓から外を確認する。 悪くない反応だ。エースオブエース直々に鍛えられただけの事はある。 ダンテの赤はかなり目立つ赤なのですぐに分かるはずだ。 だがさっきいたところにその赤は無い。 目を凝らしてみるがやはり無い。 せいぜいが赤信号か看板の赤くらいで、あの鮮やかな赤はどこにも無い。 「何を探してるんだ?」 散々探した赤は、いつのまにか自分のすぐ横で同じ窓から外を見ていた。 「いえ、ダンテさんが見えたので」 「ほーう」 アンタそんな物で騒いでたの?とティアナが言った。 エリオとキャロも、なあんだといった顔をしている。 ここは飛行中のヘリの上だが、どうやって来たのかは誰も聞かない。 どうせはぐらかされるし、ダンテなら出来るだろみたいな感じだ。 一度の模擬戦と何度かの共闘の経験が四人を落ち着けていた。 「えっ?ちょ、何で!?」 ただ四人と違い、その全ての経験が無いアルトだけは大きく動揺した。 そのせいでちょっとした操作ミスを起こし、ヘリが大きくガクンと揺れた。 「うわ、やば!」 修正しようとするがこの場合はどうすればよかったのか忘れていた。実際操縦するのは免許習得以来の事なので無理も無いが。 あわあわとレバーを動かすアルト。だがそれも間違いだったらしく、それを修正しようとしてまた間違える。 それが二、三回続いた後、ヘリは火花を撒き散らしながらハイウェイを走り始めた。 ヘリが摩擦で止まる頃には、ヘリの中は散々な有様になってしまった。 物が少なかったため何かの下敷きになる事は無かったが、四人とも壁に叩き付けられ、そのまま重力で床に落ちる二連コンボだった。 「みんな、大丈夫?」 明らかにイライラした口調でティアナが言い、それに答える声はちゃんと三つあった。 全員大した怪我は無いらしい。 「本当に大丈夫か?」 この惨事の原因だけはキッチリシートベルトを締めていたので無傷、というのもティアナのイライラの一番の原因なのだが。 同じくシートベルトをしていたアルトは気絶していた。ぐったりと、では無く目がグルグル~ってなっている方の。 とにかく外の空気を吸いたい。ドアを手動に切り替え、外に出た。 その瞬間、ノーヴェの蹴りが襲ってきた。 とっさにダガーモードで受け止めようとするが起動が間に合わない。 四人は知らないが、ナンバーズはダンテがいた辺りで四人と戦うことになると計算していた。 つまりダンテが見えた瞬間からは、いつ敵の攻撃があってもおかしくなかったのだ。 いくら映画の世界みたいな出来事があったからって、そんな所で油断した自分の愚かさを嘆きながらティアナは腕でせめてもの防御を試みる。 その瞬間、別の腕がノーヴェの足を掴んでいた。そのまま肘だけで衝撃を受け止め、これまた肘だけで押し返した。 「危ねーじゃねーか!テメーらちゃんと免許持ってんのかよ!」 「どうやらペーパードライバーだったらしい」 「そんな奴に運転させんじゃねーよ!死ぬかと思ったぞ!」 敵にそんな言葉を浴びせるくらい怖かったらしい。 まあヘリコプターの神風特攻なんてコスト的にも性能的にもあり得ない物を食らってしまったのだから無理も無いが。 かなり予想とは違う結果だが先手は取れた。 だが状況はかなり悪い。ナンバーズは四人とも健在だし、何よりこちらはヘリを、アルトを守りながらの戦いだ。 人数では一人分だけ勝っているとはいえ、不利なのはこちらだった。 「何をするか、決めたか?」 唐突にダンテが言った。この男は本当に先が読めない。 その言葉が誰に向けられているのか、スバルが分かった時には口が動いていた。 「はい」 「今は何をする?」 「ギン姉を、助けます」 「上出来だ」 その言葉と同時にスバルの体が宙に浮いた。 ダンテに襟を掴まれたのだ、と理解した時にはすでにハイウェイの外に投げられていた。 投げられた体はフェンスを越えてその隣にあった別のハイウェイへと飛んで行く。 とっさに体勢を整えて着地した瞬間、同じようにギンガが落ちてきた。 「しっかりやれよ」 壁の向こうからダンテの声が聞こえた。 気を利かせてくれたのだろうか。それにしたってもう少しやり方がある気がするが。 今から戻ろうとするとギンガに隙を見せる事になる。逃がしてはくれないだろう。 つまりギンガを倒すしか道は無い。そう言うやり方しか出来ないのもダンテらしいといえばダンテらしい。 「私を助ける、と言っていましたがどうするつもりです?」 声はギンガのそれだが全く違う口調に、改めてコイツはギン姉じゃなくてタイプゼロ・ファーストなんだと認識する。 「殴る」 年頃の女の子にしてはワイルドすぎる返答だが、これが一番だ。 スバルにシューティングアーツを教えたのはギンガだ。 戦う事でその記憶を取り戻させれば良い。 この方法をスバルは疑っていなかった。 人間のギンガは、ちょっと改造されたくらいで消えたりしないと。そう思えるから。 「いつまで?」 「泣くまで」 涙を流すのは人間だけ。 ダンテが言ったと少し意味は変わるが、まあ間違いではないだろう。 ギンガは戦闘中に泣くほど弱くない。 もし泣くとしたら戦闘が終わる時か、人間に戻る時だ。 「じゃあ、行くよ!タイプゼロ・ファースト!」 走り出すと同時に敵の名を叫ぶ。 見失わないように、間違えないように。 目の前の相手は今だけは、敵なのだ。 先手を取ったのはスバル。リボルバーナックルで正面からの攻撃。 タイプゼロはそれに合わせて七割ほどの力で左拳を突き出す。 正面衝突したリボルバーナックル同士の戦いを制したのはタイプゼロの方。 「う、わ」 弾き飛ばされながらも、加速をつけた自分の拳が、立っていただけのタイプゼロの拳に負けた理由を考える。 「buddy , devil arm」(相棒、魔具です) 相棒の答えには納得する。あれはネヴァンのようにコウモリを操ったり雷を起こしたりするものではなく、肉体を強化する魔具だったのだ。 大事な事を忘れていた。だが長所が見えれば短所も見えるはず。 着地しながら観察と思考を行なう。 (あれは装備じゃなくて、ギン姉の生体パーツが変化した部分なんだっけ) 機械入りの腕と、金属そのものの腕の重量差。 それに加えて衝撃鋼の名の通り、衝撃を生み出している。 故にパワーで負けしてしまう。 (なら、スピードで勝負!) こちらはマッハキャリバーを強化している。 それにタイプゼロは人体を金属化させているので重い。スピードならこっちに分があるはずだ。 ウイングロードを作り出し、走り出す。 向こうも追ってきたが―――予想以上に速い。どうやら足のタービンでブリッツキャリバーの力を上げているらしい。 スピードなら勝てると思ったがどうやらそれも間違いだったらしい。 あっさりとタイプゼロに追いつかれ、背後からの攻撃を許す。 「でもそれじゃ!」 攻撃を身をひねって避け、その回転力を維持したまま蹴りを入れる。 「小回りが利かない!」 重いからってただ出力を上げただけじゃそうなるのは当然だ。 その当然を逃がさない。 蹴りがタイプゼロの体に入った瞬間、ISを使って一気にトドメを刺す―――つもりだったが失敗した。 蹴りを入れた足に、ちょっとした痛みが走ったからだ。 自分では絶好調だと思っていたがやはり病み上がりの身だ。精神的にはともかく肉体的にはまだ無茶が出来ないらしい。 だがISを止めたのは痛みからではない、疑問からだ。 (もしかして……いや、絶対そうだ!) 疑問が確信に変わる頃には既に足はタイプゼロを離れ、IS発動は失敗した。 だが問題ない。すでに弱点は見えた。 蹴り落としたタイプゼロと同じ高さまで降り、拳を構える。 タイプゼロが起き上がりスバルを見つけ、同じく拳を、いや違った。ドリルに変形させた左手を構えた。 このドリルをみてもスバルは自分の勝ちを疑わない。 むしろ好都合さ、といわんばかりに口の端を歪めて笑う。 走り出したのは同時だった。 スバルの拳と、タイプゼロのドリルがぶつかり合う。 互いに全力全開の衝突だが、ドリルと拳ではドリルのほうが強い。 だがドリルが拳を削る事は無かった。削るより速くドリルを弾き飛ばしたからだ。 タイプゼロが弾かれた左腕を戻そうと力むが、肩から先に全く力が入らない。 「あたしさ、さっき退院したばかりなんだ」 右腕を引き戻しながらスバルが話す。 自分が競り勝った理由、それは。 「ギン姉の怪我、私より酷かったよね。それなのにさ、何でもう動けるの?」 戻した腕を構えなおす。 ギンガとスバルの怪我は同時だ。 だがギンガの方が酷かったから完治は同時ではない。 「本当なら、やっと歩けるようになったくらいなんじゃない?」 狙いも定めて力をこめる。 ギルガメスの本当の目的は強化したのは出力なんかじゃなくて、体そのもの。 故に、ギルガメスに覆われていない所は弱い。 普通に戦えるレベルには治っているだろうが、全力全開には耐えられない。 「じゃ、ちょっと痛いよ」 後は母の形見を見せるだけ。 良く見えるように顔の前まで。 ちょっと行き過ぎても気にしない。その方が思い出しやすいだろうから。 顔面への右ストレートが綺麗に決まり、タイプゼロは落ちていく。 落ちていく体と意識。 その瞬間スバルは殆ど勘で確信する。ギンガが戻ってきたと。 地面に叩きつけられる前に、追いついて拾い上げた。 ギンガの体と意識を。 「強くなったわね」 そう言ったギンガの目には涙が溜まっているが、良く見えない。 自分の視界もぼやけているから。 「おかえり、ギン姉」 周りは静かだ。向こうも片付いているらしい。 だから今くらいは良いだろう。 ちょっとコンディションを落とすくらいは、みんな許してくれるだろう。 久しぶりに思いっきり泣いた。 涙を止めようと思わなかったのは初めてだった。 「あたし達、泣き虫姉妹だね」 「もしお母さんに見られたら何て言われるか」 スバルの涙がリボルバーナックルに落ち、装甲を伝いまた地面に落ちる。 まるでリボルバーナックルが泣いているようだった。スバルやギンガと一緒に。 Mission Clear and continues to the next mission 前へ 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/pathofexile12/pages/416.html
入手方法 詳説・特徴 関連リンク Combat Focus Cobalt Jewel上限 2個半径 Medium (1200) (10-15)% increased Elemental Damage with Attack SkillsアタックスキルでのElementalダメージが(10-15)%増加 With 40 total Intelligence and Dexterity in Radius, Elemental Hit and Wild Strike cannot choose Fire範囲内にDexterityとIntelligenceが合わせて40以上あるとき、Elemental HitとWild StrikeにおいてFire属性が選択されなくなる With 40 total Intelligence and Dexterity in Radius, Elemental Hit and Wild Strike deal 50% less Fire Damage範囲内にDexterityとIntelligenceが合わせて40以上あるとき、Elemental HitとWild Strikeが与えるFire ダメージは50% lessされる Voll stood at the gates of Sarn, and a nation stood behind him.He thought of the righteousness of his cause,and of the glory he would bring to the empire he would soon lead.But as Chitus and his gemlings advanced, he thought only of the fight. 入手方法 カード等のドロップ以外の入手方法 アイテム 必要数 備考 The Garish Power 4 The Eye of the Dragon 10 Jack in the Box 4 Arrogance of the Vaal 8 詳説・特徴 関連リンク 英wiki https //pathofexile.gamepedia.com/Combat_Focus Unique Jewel 一覧
https://w.atwiki.jp/raycy/pages/121.html
http //www.archive.org/stream/howtobecomeexpe00barngoog/howtobecomeexpe00barngoog_djvu.txt How to Become Expert in Typewriting A Complete Instructor Designed Especially for the Remington Typewriter. - Lovisa Ellen Barnes MRS. ARTHUR J. BARNES 1890 STRIKE ONLY ONE KEY AT A TIME AND LIFT THE FINGER INSTANTLY. as in the staccato movement. Do not press the keys ; strike them with a light, sharp blow as in the staccato movement. STRIKE ONLY ONE KEY AT A TIME AND LIFT THE FINGER INSTANTLY. A second key must never be struck until the finger Is lifted from the first key. Strike regularly, in even time and with equal force, so that the printed letters may be equally dark. If two keys are struck at the same time, the type bars may be bent, out of alignment Be careful to strike the keys with a light springing blow. Do not hold the finger down, but lift it immediately after striking a key. If two keys are struck at the same time, the type will clash and the type bars may be bent, throwing the letters out of alignment; that is, causing them to be printed out of their proper place. If a second letter is struck before the first key has been fairly released, the printed letters will be too close to each other. Move the fingers with a steady up and down movement as when playing notes of equal length on the piano. Make a special effort when striking keys with the weaker fingers, so that the printed letters may be equally distinct. Do not be troubled if the third finger seems stiff and weak at first; practice will strengthen and limber it. Besides the typewriting drill, bending it back and forth occasionally will render it more pliable. Bathing the finger joints with vaseline or glycerine tends to make them more fiexible. If the finger key tension is too weak, the keys will not spring up as they should when released, and one letter will fall upon another. MECHANISM OF THE REMINGTON. xvii 26. Finger Key Tension. The coiled spring attached to the rocker below the dogs is the finger key tension spring. If the finger key tension is too strong, the keys will strike hard, the machine will shake, and the letters will be more or less out of alignment. If too weak, the keys will not spring up as they should when released, and one letter will fall upon another. It is very important that the finger key tension should not be meddled with, as it is all right when the machine leaves the factory, and if let alone will need no adjustment in a long time. If necessary, however, regulate the tension by the large thumb screw at the left of the spring, turning the screw to the right to increase, or to the left to decrease the tension. Notice just how much you turn the screw, then if you find that the trouble is not with the tension, you can turn the screw back to where it was before, Remember the machine will not work well unless the carriage tension and the finger key tension correspond. They must be equally weak or equally strong. Very rapid operators need a stronger tension than others. WHAT IS THE MATTER WITH MY MACHINE?" If only certain letters are out of alignment, the type bars may be bent or slightly sprung out of place. 39. Alignment. One great cause of the lack of alignment in typewriters is that they are not kept properly cleaned and oiled. If the front rod is not oiled every day, the yokes • that rest on this rod will wear loose, allowing the carriage to shake and throwing the letters out of alignment. Loosen the front screw in the yoke, put a single thickness of paper between the yoke and the rod, then pinch the front and the back blocks of the yoke closo to the rod and fasten the screw securely. The paper will prevent the yokes pressing the rods XX HOW TO BECOME EXPERT IN TYPEWRITING. too closely. Should it become neceesary to renew the yoke blocks, remove the outer ones first, put on the new ones and move them up against the rod, screwing them on so that the rod is held firm. Then put on the back ones and set them agaii^t the rod,interposing a piece of paper to prevent getting them too close. These screws should be turned in firmly to prevent jarring loose. If only certain letters are out of alignment, the type bars may be bent or slightly sprung out of place. Set the shifter for capitals. Test the letter to be aligned by writing it alternately with N, thus NANANA, NBNBNB, etc. If A is out of alignment, it will appear A A \ higher or lower than N, N N N orN^N^N*; too far to the right or too far to the left, N AN AN A, or NA NA NA. Lift the carriage, depress the key, grasp the type bar lightly with the left hand, loosen the large screw in the hanger a very little so that a slight pressure upon the type bar will move it in any direction. If the letter prints too high, move the type bar slightly from you ; but if the letter prints too low, draw the type bar towards you. Move the type bar to the right or to the left as may be required. Tighten the screw and test the alignment. Hold down the space key and strike N. Raise the space key, then depress it and strike the other capital. If the letter is still out of alignment, loosen the screw and try again. It will probably be necessary to make several attempts before succeeding, as a very slight pressure on the type bar will move the type further than expected. When the letter seems to be in a line with N, hold the space key down and print N and then the letter to be aligned. If the letter falls directly over the N, make the large screws very tight and repeat the test. If the letter again falls directly over the N, the alignment is perfect. Remember all letters are aligned to N. Remember to tighten the screw in the hangt^r each time before testing; and, after the letter is properly aligned, make the screw so firm that the type bar cannot spring out of place again. Four finger method http //www.archive.org/stream/howtobecomeexpe00barngoog#page/n30/mode/1up Remember to use small l for the figure one, and capital O for zero. Remember to use small 1 for the figure one, and capital O for zero. http //b.hatena.ne.jp/raycy/20090924#bookmark-16213543 http //www.archive.org/stream/howtobecomeexpe00barngoog#page/n42/mode/1up http //blog.goo.ne.jp/raycy/e/6945f528b5206797fb2f77a039da08a2 If a type bar sticks or does not move freely, 24. Monthly Cleaning and Oiling. It is well to select a certain day in the month, as the 1st or the loth, and on that day give the machine a special cleaning and oiling. Use a clean, small paint brush to remove the dirt from the hangers and other intricate parts of the machine. If a type bar sticks or does not move freely, brush the hinge with a clean brush wet with benzine, then with a darning needle or a broom straw apply a very little oil on either side of the hinge. Work the type bar up and down until the oil has reached every part of the hinge, then wipe off all of the oil with a clean cloth, or the type bar will soon stick worse than before. Remove the screws from the back wheels or rolls, clean the screws and the screw holes with an oily cloth, then replace the screws, each to its own place, and tighten firmly. Oil the bearings of the upper pulleys, the hook bearings of the feed-roll, the bearings of the grooved shaft and also the shaft which carries the spools. Whenever the bearings of any of the wheels require it, or wherever there is a squeak, oil may be applied, provided all surplus oil is afterward carefully removed. The machine will sometimes move stiffly in shifting from lower to upper case. A drop of oil on each side between the carriage frame and the slide will usually remove the difficulty. Now and then the shaft in front of the basket, to which the shifter is attached, should be oiled at the points where it is supported in the frame. Clean, oil and wipe the bearings of the rocker underneath the dogs. Examine the rocker pivots to see that they do notjH||||M|8 and allow the spacing rocker to move side-ways. Occasionally oil the loose dog pin, as it sometimes gets dry, causing the dog to move sluggishly. If necessary, wash out the dirt at the base of the loose dog with benzine or oil. A mixture of two parts oil and one part benzine is excellent for cleaning. Use benzine only and a perfectly clean brush when cleaning the rack or the hangers. If any of the nickel-plated parts show signs of rust, keep them wet with oil for a few hours and then wipe off. Or, remove the rust with powdered pumice and then apply oil. link_trackbackcounter -
https://w.atwiki.jp/counterattack/pages/218.html
Destroyers 解禁できるアタッチメント ガウスキャノン・プロトタイプ エースバースト 弱体強化 破壊の神 NEXT Level Battle For Earth PREV Level Preemptive Strike
https://w.atwiki.jp/gtavi_gta6/pages/924.html
Digital Den - The Home of Electrics 概要 解説 店舗、外見など 看板 概要 日本語:デジタル・デン 業種:小売業 所在地:各地 解説 電子機器販売店チェーン。 eFriend($799)をはじめ、Genic Digital、Tinkle、Facade、Fruit、Badger、Whizなどの商品を販売している。 eFriendは、ソーシャルネットワーク用タブレット端末。 使用方法はLifeInvaderのCMを参照。 Genic Digitalは、GTASAやGTAIVにも登場した、カメラなど写真関連製品のメーカー。 ちなみにDenとは「趣味のための私室」という意味。デジタルを駆使して私室でナニをしているのかは…ご想像にお任せする。 店舗、外見など Textile Cityビンコ1の西向かい。 モデルはこちら 。 Pillbox Hill射撃練習場1の北西。Mile High Clubの東向かい。Premium Deluxe MotorsportとHookah Palaceの間。 Mirror Park理容店5の向かい。Bite!の隣り。 West VinewoodTequi-La-Laの東向かい。入れないBincoの西。 モデルはBoot Star 。 向かいのThe Generic HoteのモデルはThe Standard Hollywood 。 Little SeoulLucky Pluckerの西向かい。TW@の少し東。Hoard Houseの1階の角。 モデルはU-Lock StorageのQuor 。 Little Seoul Del Perro PlazaLimey sの東隣り。Rob s Liquorの西向かい。 モデルはSanta Monica Plaza 。 東向かい角のVinewood Pawn JewelryのモデルはBrothers Collateral Loans (Googleストリートビュー )。その東隣りのVinewood Beauty Saron SupplyのモデルはAmerican Beauty Saron Supply 。 Morning Woodアミュネーション6の西隣り。入れないBincoの東。 「Crime Scene - Do Not Enter」(犯罪現場 - 立入禁止)と書かれた黄色のバリケードテープが貼られている。 看板
https://w.atwiki.jp/prototype_game/pages/28.html
チュートリアル チュートリアルストーリー上 イベント中 アップグレード時 散策時 その他 ストーリー上 THE INJEVTION The INJECTION has rendered your POWERS useless, but your STRENGTH, SPEED and DISGUISE abilities are UNAFFECTE. イベント中 DESTROYING A MILITARY BASE MILITARY BASES are defended by both SOLDIERS and ARMOR. They can be formidable opponents. Your POWERS are generally INEFFECTIVE against this type of TARGET. Use WEAPONS, HIJACKED VEHICLES, and DEVASTATOR attacks to destroy a MILITARY BASE. DESTROYING AN INFECTED HIVE INFECTED HIVES are defended by hordes of INFECTED and by HUNTERS. Your POWERS are generally INEFFECTIVE against this type of TARGET. Use WEAPONS, HIJACKED ARMOR, and DEVASTATOR attacks for MAXIMUM DAMAGE. CONSUME EVENTS CONGRATULATIONS. All Consume Events have been COMPLETED. EVENTS CONGRATULATIONS. You have achieved GOLD in all events. ..But can you acheive PLATINUM? アップグレード時 DEFENSE POWER You ve acquired your first DEFENSE power. HOLD LB to show the POWER SELECT WHEEL, then SELECT with R. TOGGLE the selected DEFENSE power with juujiki-shita. DEFENSE powers ENHANCE your survivability through INCREASED DAMAGE RESISTANCE. SHIELD POWER SHIELD is a defensive power that soaks up initial damage from enemies. If the SHIELD receies a large amount of damage at once, the shiled will BREAK and must regenerate. You cannnot PARKOUR while using SHILED - you will SMASH a PATH thourgh obstacles instead. PRESS LB to activate the POWER SELECT WHEEL and choose SHIELD. Quickly ACTIVATE or DEACTIVATE thie power with juujiki-shita. ARTILLERY STRIKE You have gained the ability to call in an ARTILLERY STRIKE. ARTILLERY STRIKE ACQUIRE more ARTICALLERY STRIKES by CONSUMING more COMMANDERS. The number displayed next to Y on the DISGUISE ACTIONS MENU shows how many ARTILLERY STRIKES you have stored. Upgrading this ability increases the total of ARTILLERY STRIKES that can be stored at any time. INCREASE the number of ARTILLERY STRIKES you can STORE by consuming BLACK WITCH COMMANDERS inside MILITARY BASES. ARTLLERY STRIKES are STREO and can be USED LATER as long as you are in a MILITARY DISGUISE. Consuming MARINE COMMANDERS OUTSIDE BASES replenishes your store of ALTILLERY STRIKES. ARTILLERY STRIKE ARTILLEY STRIKES are upgraded. More rounds are shot downrange, and the area of effect is larger. Consuming BLACK WITCHES COMMANDERS INSIDE BASES increases the TOTAL NUMBER of ARTILLEY STRIKES that can be STORED. ARTILLEY STRIKES are activated through the DISGUISE ACTIONS menu. HOLD RB to bring up the menu. HOLD LT to TARGET an enemy at the center of the area you want to hit and PRESS Y to CALL IN THE STRIKE. ARTILLERY STRIKE You can now STORE more ARTILLERY STRIKES. SKYJACKING HELICOPTERS You ve unlocked the ability to SKYJACK and FLY helicopters. To SSKYJACK, grab B any HELICOPTER in the air. SKYJACKING HELICOPTERS are fast and powerful. SKYJACKING one can turn the hide of a difficult battle. To SKYJACK, JUMP A and then GRAB B at the helicopter to clamber aboard. Pto Tip To improve your chances of a SKYJACK, you can JUMP KUCK AX to the Helicopter, then GRAB B as soon as you touch the helicopter to begin the SKYJACK. HELICOPTER CONTROLS L MOVE R AIM A ASCEND X DESCEND LT FIRE RB SWITCH WEAPONS HOLD B EJECT BLADE POWER THE BLADE is a powerful and deaddly cutting and trusting weapon - perfect for sliciing and swiping through even the toughest armored vehicles or infected hides. For individudal attacks, this is your most powerful attack power. ARMOR POWER ARMOR reduces all damage taken with the compromise of reduced mobility. You cannnot BLIDE, PARKOUR or DRIVEROLL when this power is activated. 散策時 EVOLUTION POINTS NEW UPGRADES are avvailable. Visit the UUPGRADES MENU to see what POWERS, ABILITIES or MOVES you can unlock. その他 CONSUME EVENTS CONSUME a marked TARGET to start a MILITARY or INFECTED SONSUME EVENT. These are oppotunities to reveal WEB OF INTRIGUE targets, unlock SKILL UPGRADES, and earn bornnus EP by completeing timed challenge. UNTAPPED POWERS You have acquired POWERS that you haven t yet ACTIVATED. PRESS LB to activate the POWER SELECT WHEEL and experiment with your new POWERS. STRIKE TEAM A STRIKE TEAM is inbound on your position. ESCAPE the area before they arrived or ASSUME A DISGUISE before they arrive. If a STRIKE TEAM locates you, DESTROY or EVAIDE it for an EP BONUS. BASE LOCKDOWN BASE ARE LOCKED DOWN DURING AN ALERT. KILL OR ELUDE the milittary to EXIT THE BASE. CONSUME EVENTS All BLACKWATCH SCIENTISTS have been consumed. KAREN PARKER S current location has been revealed. GO to the TARGET indicated on the MAP. BLACKWATCH We ve been compromised. Mercer knows you re on the payroll. We re evacuating. Karen Oh, jesus. Karen You know what he can do? Oh, goddamnit. He ll kill me. Karen Oh, my god. Oh, my god. he s here. Karen He s in the building. Alex I know. FREE ROAM The city is still partically infected, and there is much to be done. Find the remaining WDI targets, infiltration or destroy military bases, and complete all remaining events for EP rewards. Use these rewards to upgrade your abilities, allowing you to reach your full potential. The battle isn t over. NEW GAME+ NEW GAME+ mode unlocked. Select NEW GAME+ from the MAIN MENU to play through the game again with the all of ALEX S UPGRADE UNLOCKED. EVENTS You have achieved PLATINUM in all events. You are truly a PROTOTYPE MASTER!
https://w.atwiki.jp/titanquest/pages/248.html
Templarビルドガイド 目次 構想戦い方 パーティプレイ 良い点、悪い点良い点 悪い点 スキル配分スキルオプション ステータス配分 装備装備例 装備オプション その他育成について 注意点 最終更新日:2016年09月16日 構想 Dreの近接スキルと、Defの防御・盾攻撃を組み合わせる。 戦い方 Phantom Strikeで急襲,batterで殴って減速,Distort Realityの 石化を絡めながらあとはフルボッコ パーティプレイ 良い点、悪い点 良い点 マスタリーの相性はよいだろう。 悪い点 DreはマスタリーだけではDexが上がらないので, 序盤はステータス配分で調整しないと装備に困る。キャスターとして育成するのは、ダメ。 スキル配分 Skill Name Lv Comment Defense Mastery MAX Concussive Blow Max 鈍器を使うなら Batter 1~ →Rend Armor 1 Armor Handling 1~ Adrenaline 1 →Resilience 1 →Defensive Reaction Max Shield Charge 1 →Disruption 1 Shield Charge Max Disable Max Pulverize Max Colossus Form 1~ Dream Mastery Max Psionic Touch Max →Psionic Burn Max Distortion Wave 1 AE版なら切ってもいい Lucid Dream Max →Premonition Max →Temporal Flux Max Phantom Strike 1 →Dream Stealer Max Distort Reality 1 →Temporal Rift Max Distortion Field 1~ Trance of Wrath Max スキルオプション Skill Name Lv Comment Distortion Field 1~ AE版なら ステータス配分 Str重視、Dexにも十分に振ること。 装備 近接系の装備であれば、よろしいかと。 装備例 武器(メイン): 武器(サブ): 頭: 首飾り: 胴: 腕: 指輪: 指輪: 脚: アーティファクト: 装備オプション その他 育成について 真っ先に,DEFのBatterを1だけ取る. その後DREのマスタリーを10まで上げ,Phantom Strikeを1,Dream Stealerを7までとること.あとはDEFの盾攻撃系のスキルを中心に取っていけば序盤は楽勝. 注意点
https://w.atwiki.jp/tabris0913/pages/297.html
Vitamin Vitamin Ultraビタミン 2~Maximum馬鹿(ビタミン)~ ドラマCD Ultraビタミン 3~最後?の笑戦~ カクテルビタミン 6~葛城:ときめきのXYZ/永田:2人の逢瀬でラヴィアンローズ~ VitaminX GRATEST HITS VitaminX (RUBY DISC) ナナキヨ VitaminX (Sopphire DISC) GAM VitaminX (DIAMOND DISC) 翼と一 VitaminR 主題歌CD 『絶対不滅の愛(ダイヤモンド)』 一真&玲央 Vitamin X Addiction CD-03 『RightNow、RightLove!』 七瀬瞬 VitaminZ character song CD 『絶頂HEAVEN』 天と千 VitaminZ character song CD 方丈慧 方丈那智編 方丈慧 方丈那智 OAD Vitamin VISAカードイメージソング「純情 LOVE POINT」 ナナキヨ VitaminXtoZ RED-SKY 翼・天・千・一
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/248.html
鋼鐵の特攻兵―Gun Strike Girles― 南太平洋上。 日差しは強く、吹き付ける風は熱気を孕んでいる。 私は、此処に来るべきじゃなかったんだ!――御前静(おんまえしずか)は目の前に聳え立つ 真新しい隊舎を見上げ、官品の大きなOD色の衣嚢を足元に置いた。 自分が酷く場違いな気がして、まだ十六歳の内向的な少女は途方に暮れてしまった。身を包む 少女工科学校の暗緑色の制服はこの南洋には似つかわしくない。青空と白い雲、潮風は東京湾に 面した武山駐屯地を彷彿とさせ、何処か懐かしくも思えるが此処はもう日本ではない。此処は様々な 国から集まった外国人ばかりで、この制服がかなり浮いてしまっている。本来ならばJDFの制服を 日本にいる間に支給される筈だったのだが、何故か届かず、結局この制服で此処までやって来た。 だが何時までも逡巡している訳にもいかず、静は意を決すると衣嚢を手に隊舎の扉を潜った。 隊舎に入った瞬間、静は驚いた。あまりにも清潔だったのだ。リノリウムの床はまるで磨き 上げられた鏡面の様で、少女工科学校では毎週末にポリッシャーをかけるのだがここまで綺麗に なる事は無かった。隅々まで掃除が行き届いているようで文字通り塵一つ落ちていない。隊舎内に 漂う空気は肌寒いくらいにひんやりと冷たく、何故か新車の臭いと消毒臭の混ざった臭いがした。 綺麗過ぎる隊舎の床を歩くのは少し気が引けたが、静は示された教場を目指して足を踏み出した。 その一歩が静寂な隊舎内に予想以上に響いて驚いた。静は足音を抑えようと思い、そろりと歩いた。 隊舎内を進む間に、静は拭い去り難い違和感が胸中に芽生えるのを抑えられなかった。確かにこの 隊舎は清潔だ。しかしそれはあまりにも不自然過ぎた。大勢の人間が生活している場所なのに 生活感が全く感じられなかったのだ。まるで人形が住んでいるかのように。 やがて静の率直な感想は遠からず当たった。静が歩いていると部屋の一つから突然何かがぬっと現れ、 咄嗟の出来事だったので反応できずにそのままぶつかってしまった。その衝撃で静は思わず尻餅をついた。 「いったぁ~…」 思い切りぶつけた鼻を押さえて静はその場に蹲った。ぶつかった何かは鉄の様に固かったのだ。 <大丈夫か?> 頭上から誰かが心配そうな声を掛けてきた。ぶつかった何かはどうやら人の様だが、妙に 声がくぐもっている様な気がした。 「へ、平気でふ…」 赤くなった鼻を押さえながら涙目で静は顔を上げた。その瞬間、痛みなど忘れてしまった。 静がぶつかった相手は、人間ではなかった。正確に言えば人間ではあるがおよそ人間らしさが これっぽっちも見当たらない無い存在だった。有機物と無機物の割合に換算すると、 ほぼ無機物と言っても差し支えがない。 <平気と言ってる割にはかなり痛がってるじゃないか。手を貸そう> 差し出された手は平均的な成人男性を遥かに凌ぐ大きさだった。しかし問題なのは手の大きさではない。 ゴムの様な感を持つ、艶消しの黒の人工皮膚に覆われていたのだ。爪の代わりに指先上部には 金属のカバーが嵌められている。手の甲には工業製品によくある、ロット番号が刻印されていた。 人間らしくないのはなにも手だけではない。その人工的な手の持ち主の顔には耳も鼻も口も無かった。 人間の頭骨を模して造られた鈍い金属色の特殊複合装甲製頭骨ユニットはのっぺりとしており、 人間らしさは欠片も見当たらない。尤も、のっぺらぼうとの相違点は、人間で言えば目がある場所に 複眼(デュアルアイ)式の複合光学センサー、メンテナンス用パネルの僅かな凹凸、外部情報端末などの 周辺機器に対応した細かな出入力端子の接続口が其処彼処にあるぐらいだが。 「あ、あの、えと…」 静はどうすればいいのか分からなかった。初めてなのだ。全加工人(フルプラセス)と呼ばれる 全身サイボーグを間近に見るのが。しかも生身の人間では有り得ないような重装備姿だ。 分厚い金属製装甲プロテクターの上から武器と弾薬を可能な限り収納したタクティカルベストや 大容量のポーチが幾つも付いたベルトを身に付け、とても人間には扱えそうにない大きな小銃と 狙撃銃をスリングベルトでそれぞれを身体の前後に吊り下げていた。右の太股に装着している レッグホルスターに収まった大口径拳銃は、一発で象をも撃ち殺せそうなほど巨大だ。 静はそれなりに鍛えていたが、その鉄塊の如き代物は到底ではないが生身には扱えないだろう。 しかし何時までも尻餅をついたまましどろもどろとしている訳にもいかず、静は恐る恐る 差し出された手を掴んだ。フルプラセスの掌は見た目よりもザラザラとしていて、冷たかった。 滑り止めの特殊加工が施されているのだろう。そして予想以上に強い力で引っ張り上げられた。 全く静の体重など意に介していない様子だ。 <なんだ。お嬢さん、フルプラセスを見るのは初めてという顔をしているな> その重装備のフルプラセスは静を引っ張り上げると、2m以上もある長身を折って彼女の顔を 覗き込みながら言った。ずいと間近に迫った無機質な顔に静は思わずたじろいだ。 <ハハハハ。なにも取って喰おうなんてしないさ。何故なら、俺達には口が無いからな。なぁみんな!> そうだそうだ、といつの間にかそのフルプラセスによく似た重装備姿のフルプラセスが 何人か集まっていた。皆、一様に見上げるほどの長身と鈍い金属色の頭部を持っていた。 彼らが身じろぎする度に、全身に身に付けた武器弾薬がガチャガチャと音を立てた。車両に 搭載する重機関銃や多連装ロケットランチャー、重対戦車誘導弾、大口径無反動砲などを 背負った彼らは、たった数人で軍隊を相手にでもしようというのだろうか。 静は肉食獣の群れに囲まれた小動物の様に縮こまってしまった。全くの初対面の彼らは、 とても気さくな感じでいい人そうなのだが、如何せんフルプラセスは得体が知れなくて不気味なのだ。 それに何故か彼らからは新車の匂いと消毒臭が混ざった微妙な臭いがして、胸がムカムカする。 <ところで、お嬢さんは見る限り此処の者じゃなさそうだな> 静とぶつかったフルプラセスが、彼女がJDFとは違う制服を着ているのに気が付いた。 「私は日本の少女工科学校から出向して此処に来ました」 <少女工科学校?> 「えーと、日本国防軍の中にある女子校みたいなものです」 <軍幼年学校みたいなものか…ふむ、データベースを検索してみたが、お嬢さんの階級章はSGT(三等軍曹)か。 若いのにここいらの連中と変わらないとは凄いな> 少女工科学校は四年制の日本国防軍直轄の教育機関であり、各職種に必要とされる特殊技能を 身につけた生徒は卒業と同時に三等陸曹に任命され、部隊の中核として重要な戦力になる事を期待される。 静は卒業と同時にJDFへの出向を命じられ、今は日本を遠く離れて南洋上にいた。 <それで出向という事は、お嬢さんは新設される例の部隊に配属されるという訳だな。よし分かった。 お前らは先に訓練場へ行け。俺はお嬢さんをそこへ案内する> そのフルプラセスが静の返事を待たずに彼女の荷物を手に取ると、先に立ってずんずんと歩き出した。 静は、武器弾薬を満載した大きな背中が遠ざかるのを、一瞬きょとんとした表情で見送ってしまったが、 我に返ると慌てて追い掛けた。 「そんな悪いですよ!初対面なのにそこまでしてくれなくても…」 本心ではこのフルプラセスからさっさと離れたかったがその願いは叶いそうに無い。彼に悪気はないの だろうが、フルプラセスはどうにも苦手だった。独特の臭いがなんとも好きになれそうにない。 <そんな事ぐらい気にするなよ> 追い付いてもフルプラセスの歩幅は静よりもずっと大きく、彼がゆっくり歩いているつもりでも 静は早歩きでなければとついていけなかった。階段に差し掛かるとそれは顕著に現れた。 <そういえば名前を聞いていなかったな> 階段を五段飛ばしでひょいひょいと上がる途中、フルプラセスがそう尋ねた。 「御前静です…階級は、三曹、です……」 体力には自信があった静だが、疲れを知らないフルプラセスのペースには流石に付いていけなかった。 息も絶え絶えにそう応えるのが精一杯だった。 <ギャレンタイン・ハーディライクだ。年齢は四捨五入すると四十だ。階級はMCPO(最先任上級兵曹長。マスターチーフとも)。 皆からはハーディと呼ばれているが好きに呼んでくれて構わない> やがて目的の階に到着したギャレンタインは大股で先に進んでしまった。静は置いてかれまいと 健気な仔犬の様に息を切らせて後を追う。 <この教場がそうだな。取り敢えず中に入って中隊長が来るまで待っていろ。何人か先に着隊しているらしいから、 今のうちに打ち解けるのもいいかもな> 「わ、分かりました…」 息を切らせながら静は簡単に身形を整え、呼吸を落ち着かせた。 <それじゃあ、入るか> 静の準備が整ったのを確認してからギャレンタインは教場の扉を開け、長身を少し屈めて中に入った。 静も彼の後に続いた。 教場に入った瞬間、複数の視線を感じた。幾つかは自分ではなく、ギャレンタインに向けられた ものだったが直ぐにこちらに変わった。好奇心、或いはただ何の感情も無く投げ掛けられる それらに静は少し身を強張らせた。 同年代の少女が数人、思い思いの席についている。自分と同じ日本人は一人もいない。 <お、あの娘の隣が空いてるな。よしあそこにしよう> しかし緊張する静とは関係無しにギャレンタインは勝手に席を決めていた。幾らでも座る席はあるのに わざと先に着隊した少女の隣を選ぶ辺りが確信犯としか言いようが無い。静は抗議しようとしたが無駄と 判断し、さっさと諦めた。 <それじゃー皆、仲良くしろよ。これから同じ釜の飯を食う仲間になるんだから。お嬢さんらの中隊長はもう そろそろ来るからそれまで友好でも深めておくように> 先に着隊していた少女の隣の席に静の荷物を置くと、ギャレンタインはさっさと出て行った。一同は 少しの間、呆気に取られていたがやがて各々の行動に耽りだした。 読書に勤しむ者、爪の手入れをする者、惰眠を貪る者、窓の外をぼんやりと眺める者、軍事雑誌を スクラップする者、何故かメイドを横に侍らせている者、そして隣の席に座る少女は、 人懐っこそうにニコニコとこちらを見ていた。 癖のない真っ直ぐな金髪を高い位置で束ねてポニーテールにしているのが特徴的な少女だ。 背格好は静と同じぐらいだろうか。彼女は、静と同様にJDFの制服を着てはいなかった。 身を包むアメリカ陸軍の制服の胸の辺りがとても窮屈そうだ。豊かな乳房が今にもはち切れん ばかりに衣服を盛り上げている。 「こ、こんにちは」 ギャレンタインの計らいで先に着隊していたこのアメリカ人少女の隣の席に座る事になった静は、 取り敢えず英語で話し掛けた。良い関係は挨拶から始まるが、静の笑顔は少しぎこちない。 「コンニチワねー。ミーはクリスチーナ・ビュイックといいまーす。出身はUSA。クリスって呼んで欲しいねー」 妙な訛りの英語を話すアメリカ人少女――クリスは接し易そうな少女のようで、静は安堵した。 出だしは上々といったところだろうか。 「私は御前静。出身は日本よ。よろしくね、クリス」 静も簡単に自己紹介し、握手を求めて手を差し出した。するとクリスは快く握手を返すどころか、 差し出された静の手を両手で包む様にして丁寧に握り返すと、妙に熱っぽい眼差しで静を見詰めた。 それは憧れのスターを目の前にした熱心なファンの様だ。静は少し、身を引いた。 「オーゥ、ミーは日本人大好きねー。特に日本の女の子の綺麗な黒髪が大好きでーす。静の黒髪、とてもとても 綺麗ねー。感動したねー。静はまるでお人形さんの様に可愛いねー。これが萌えっていうやつねー」 静は熱っぽく語るクリスから何か危険な匂いを鋭敏に感じ取ったが、根は悪い子ではなさそうだ。 少し変わっているが上手くやっていけそうな気がする。それに自慢の黒髪を褒めてくれたのは嬉しい。 「なんだかよく解らないけど、そんなに褒められると照れちゃうな」 「何も照れる事はないねー。充分に誇れる事ねー。でも謙遜は日本人の美徳ねー。ますますミーは静が 好きになったねー…ところで」 そこで漸くクリスは今まで握っていた静の手を離した。 「静はどうしてJDFのユニフォームを着てないねー?」 「日本にいる間に届く筈だったけど、何かの手違いで届かなくてね。仕方なくこの制服で来たって訳。 そういうクリスは?」 「ミーはサイズが合わなかったねー。胸が窮屈でとてもじゃないけど着れなかったねー」 そう言ってクリスは困った顔をして、制服にぎゅうぎゅうと収まっている、たっぷりと量感溢れる 巨乳を手で持ち上げて見せた。静はクリスの迫力のバストを前にして、成る程、と納得した。 「そう。それは大変そうね」 「大変ねー。これだけ大きいと合う下着がなかなか無いから殆どオーダーメイドねー。他にも良い事なんて 全く無いねー…はぁ、とてもブルーな気分ねー。この胸はミーのコンプレックスねー」 深く溜息をつくクリスは、自身の胸に相当な悩みを抱いている様子だ。静も人並み以上のものを 持ってはいるがクリスほどではないので、彼女にしか解らない悩みが数多くあるのだろう。 確かに、クリスほど胸が大きいと第五匍匐前進の時に邪魔になりそうねと静は思った。 そうやって二人は暫くの間、他愛もない話を続けていたが、程なくして教場の扉が何の前触れもなく開いた。 教場に入ってきたのは、またもやフルプラセスだった。2mを優に越える長身と鈍色の金属に 覆われた頭部は既に見飽きている。しかしそのフルプラセスは先程のギャレンタインとは違い、 顔のほぼ中央部に単眼(モノアイ)式の複合光学センサーを持ち、JDFの将校用の制服を着ていた。 戦闘を目的として設計された無骨な義躰である筈なのに、そのフルプラセスは見事なまでに制服を 着こなしていた。ギャレンタインが重装備を身に付けていたから分からなかったが、彼らの 義躰はすらりと等身が高くて、まるでモデルの様だったのだ。 その将校用の制服を着こなすフルプラセスは教壇に立つと、教場の一同を機械の目で見回した。 一同の間に思わず緊張が張り詰める。 <そんなに緊張しなくていい。皆、楽にしてくれ> その声は先程のギャレンタインと同じ無機質な合成音声である筈なのに、不思議と磨き抜かれた 教養と知性を窺わせる響きがあった。 <私はアイザック・C・ハインライン。階級は大尉だ> 通常、中隊規模の部隊指揮官は大尉が担う。という事は彼が自分達の上官なのだろうか。 <事前に言っておくが、私は君達の直接の指揮官ではない。私は第一軌道降下猟兵師団で 小隊長を務めている。君達の直接の指揮官は別にいるが、部隊を運用する上で君達は私の 指揮下に入るだけだ。この問題はややこしいのでそれついては後で説明しよう。それでは君達の 直接の指揮官を紹介しよう。稲村大尉、入ってきたまえ> アイザックが促すと、若い日本人女性の将校が教場に入ってきた。年齢は二十代前半と いったところだろう。亜麻色の長い髪を背中でゆったりとした三つ編みに纏めたその穏やかそうな 女性は、軍人というよりも小学校の新任教師にしか見えなかった。 女性はアイザックの隣に立つと軽く会釈をした。彼と比べると大人と子供ほどの差がある。 「私が皆さんの中隊指揮官となる稲村明菜です。私が皆さんに求めるのはこの三つだけ」 明菜はチョークを手に取ると黒板に向き直り、三つの言葉を大きく書き出していった。その姿が 本物の教師の様でまるで違和感が無かった。 「強く、優しく、忖度せよ。強くなければ余裕は生まれず、人に優しく接する事は出来ない。 人に優しい人は強い人です。でもただ優しいだけでは駄目。相手の心中を推し量れる思慮深さが なければ本当の意味での優しさが伴わない。私は、皆さんに真に優しい人になって貰いたいのです」 目を輝かせながら語る明菜の姿は、まさに熱意溢れる新任教師そのものだった。静は、やはり明菜は 軍人よりも教師になるべきだと思った。 「さて、こうして皆さんは無事に着隊した訳ですが、実はまだ揃っていません。あとは御前さんと 同じ日本から一人来る予定です。取り敢えず、今いる人達だけで自己紹介してみましょうか。 それでは御前さんから順に行ってください」 人前で話すのはあまり得意ではないが、指名されたからにはやるしかない。静は席を立つと その場で全員に向かって一礼した。その表情は硬い。 「御前静です。出身は中隊長と同じ日本で、少女工科学校から出向してきました。趣味は駆け足と銃剣道で、 特技はkm4分半のペースで20km走る事です。至らぬところもあるかもしれませんが、よろしくお願いします」 ぺこりと一礼して席に着く。愛想がなさすぎたかな、と席に着いてから静は己の無愛想さを恥じた。 「次はミーの番ねー。ミーはクリスチーナ・ビュイックといいまーす。クリスって呼んで欲しいねー。 出身はUSAでーす。好きなものはピザとコークでーす。皆、ミーと仲良くして欲しいねー。 ミーも皆と仲良くしたいでーす」 立ち上がって自己紹介をするクリスは相変わらずニコニコとしている。自分にもあれぐらい 愛想があればいいのに、と静は少し彼女を羨ましく思った。 クリスの次に席を立ったのは、読書に勤しんでいた少女だ。少し短めの栗毛をカチューシャで纏め、 大きく開いた額と縁無しのスマートなデザインの眼鏡が理知的な印象を与えた。しかしレンズ越しの 目付きは若干鋭く、少し近寄り難い雰囲気があった。 「エマ・ワトソンです。出身はイングランド。趣味は読書とパソコンです。特技、というよりも 取得しているMOS(Military Occupational Speciality:軍事特技区分)は電子戦に関する事柄です。 電子機器と電子情報の取り扱いを得意としているので、その分野で部隊の役に立てればと思っています」 エマは見事なクイーンズイングリッシュで自己紹介を早々に終えると、席に着くなり読書を再開した。 静はちらり、と教壇の明菜を見遣った。彼女は少し困った様な顔をしていた。 エマの次に立ち上がったのは、静よりも幾らか背の高い少女だ。JDFの制服を着崩し、ボリュームの ある胸元を大胆に露出している。エキゾチックな琥珀色の肌にアップに纏めた銀髪がよく映えていた。 すらりと長い手足に高い腰はモデルにしか見えない。 「カミッラ・アドリアーノ。出身はイタリア。趣味は女の子と遊ぶ事。私、そういう性癖なのよ。 特技は…そうねぇ、女の子のスリーサイズを言い当てる事ぐらいかしら。よろしくね」 カミッラの濡れた様に艶のある声は、思わず同性をも魅了する魔力を秘めていた。静はまさか 同じ部隊にガチの人がいるとは思わなかったが、別段驚いてもいない。少女工科学校在校時、普通に 同性同士で付き合っている女の子達が身の回りにおり、静自身も同級生や後輩からラブレターを 貰ったり、告白されたりといった経験は何度もある。静は、女の子が女の子を好きになる事が 特に異常だと感じた事はない。人が人を好きになるのは何も恥じる事ではないのだから。 カミッラの次は、いまだ惰眠を貪り続ける少女だ。しかし彼女は自分の番が回ってきたというのに、 いやそれ以前に他の人の自己紹介すら聞いていなさそうだった。気持ち良さそうにすやすやと 穏やかな寝息を立てている。 「えーと…エリザベータ・ディアギネフさん?次は貴女の番なのだけれど……起きてくれないかなぁ?」 明菜は困った顔で、お願いする様に言った。が、彼女が起きる気配は全くない。 するとエリザベータから幾らか離れた席に座っていた少女が立ち上がった。 「大尉。リザはモスクワから到着したばかりです。私が代わりに自己紹介します」 そう名乗り出た少女の声は抑揚のない特徴的な響きがあった。背中の中ほどまで伸びる、 光沢のあるプラチナブロンドは本物だ。切れ長の深いエメラルドグリーンの瞳は狩人の如く鋭い。 女性的な丸みを帯びてはいるが、若干痩せぎすの上背のある身体は長い手足と相まって少年の様だった。 「私の名前はヴィエナ・ヴィルヘルミナ・ヘルミネン。出身はフィンランドのラウトゥヤルヴィ。 趣味と特技はケワタガモ猟だ。話す事はそれぐらいだな」 味気ない自己紹介だったが、それ以上に纏っている雰囲気がまるで狼の様に気高い獣を 彷彿とさせ、エマとは違う意味で近寄り難い印象を受けた。 「次!次は私ですか!?」 ヴィエナが席に着く前に元気良く立ち上がったのが、軍事雑誌をスクラップしていた、 軽い癖のある赤毛の少女だ。自己紹介がしたくて堪らなかったという意気込みが小柄な身体から 発散されている。くりっとした鳶色の瞳とまだあどけなさを残す顔立ちが愛らしく、先程の ヴィエナを気高い狼に例えるならこの少女はまるで元気いっぱいの仔犬だった。 「レオパルディネ・ビンデバルト・カリウス三等軍曹であります!出身はドイツ連邦共和国 ニーダーザクセン州ムンスター!幼い頃から地元の戦車博物館で戦車に慣れ親しんでいたので、 兵科は機甲を希望し、この度ムンスター女子機甲学校から出向して参りました!尊敬する人物は オットー・カリウスです!何代離れているかはよく分かりませんけど、私のおじいちゃんだそうです! 趣味は主に軍事雑誌をスクラップする事です!愛読書は独訳版月刊グランドパワーと PANZERです!好きな戦車はティーガーⅠ前期生産型とⅣ号F2型、60口径5cm砲搭載のⅢ号J型です! 夢はボービントン戦車博物館に現存する唯一の稼動可能なティーガーⅠを操縦する事です! 特技は装軌車両と装輪車輪の運転です!元気しか取り柄がありませんけどよろしくお願いします!」 元気いっぱいに自己紹介を終えたレオパルディネは気が済んだのか、満足そうな表情で座った。 彼女がどれほど戦車が好きであるのかが充分に伝わってきたが、確かこの部隊は戦車を装備する 部隊ではなかった気がする。レオパルディネはそれを知っているのだろうか。 最後は、何故かメイドを横に侍らせている少女だ。軽めの縦ロールにした長く明るい金髪が 気品ある美貌によく似合っていた。ほどよく肉付きの良い姿態を包むJDFの制服は一目で 特注の私物だと分かる。素材からして支給される官品のそれとは全く違う最高級の代物だろう。 少女は立ち上がると、一同に向かって恭しく一礼した。その動作の一つ一つに、生まれ育った 環境と血筋から来る天稟の高貴さが備わっていた。 「イブリーヌ・ドゥ・ラ・ファージュと申します。出身はフランスです。ちなみにこちらは メイドのR・セリアといいまして、私の〝私物〟ですが何か雑事があれば遠慮なくお申しつけ下さい。 この子が皆様のお役に立てば良いのですけれど…」 ぺこりと一礼するR・セリアは全く人間と見分けがつかないほど精巧に作られていた。 頭には丁寧なフリルの装飾が施されたヘッドドレスを付け、肩の辺りで切り揃えたブルネットの髪は 瑞々しく艶やかだ。黄金比に基づいて設計された容貌は人間が理想とする美しさだが、逆にそれが 何処か人造的でさえあった。そして人間と簡単に見分けがつかない彼女をアンドロイドとする 決定的な違いは、角度によって輝きの変わる銀色の瞳だった。人間にそのような瞳の色はない。 高貴なヴィスクドールの様に美しい少女メイドがまさかアンドロイドとは思わなかったが、 それ以前に私物としてアンドロイドを持ち込む人がいるとは思わなかった。イブリーヌは 物腰柔らかく上品な立ち居振る舞いからして資産家か何かの御令嬢なのだろう。しかしその 感覚は世間一般とは大きくずれているとしか言い様がない。規格化し平均化されるのを 余儀なくされる軍隊という組織で、よくこれでやってこれたなというのが静の率直な感想だった。 「えーと…まぁ、皆さんの自己紹介は終わりましたね。これから寝食を共にし、いずれは」 苛酷な戦場へと赴く事になる仲間として絆を深めて欲しいと思います」 書類である程度どのような人物なのかは知っていたと思うが、いざ本人達を目の前にすると あまりにも個性的過ぎてなんと言っていいのか分からないというのが明菜の本音なのだろう。 <さて、自己紹介も済んだという事なので、私から簡単に君達が所属する部隊の特性について説明しよう> 今まで黙っていたアイザックが無い口を開いた。微動だにせず佇む彼はまるで彫像の 様だったので、明菜を含む一同はすっかり彼の存在を忘れていた。 <しかしその前に、我々JDFという軍事組織がどのようなものであるかについて簡単におさらい したいと思う。JDFの正式名称はJoint Defense Forces…統合防衛軍だ。JDFは国境を越えて編成された 軍事組織であり、人類が一丸となって立ち向かわなければならない敵に打ち勝つ為に設立された。 その立ち向かわなければならない敵がこれだ> アイザックは手に持っていたリモコンを操作して教場のカーテンを閉めて暗くすると、 天井からぶら下がるプロジェクターを起動させた。プロジェクターから立体映像が投影される。 映っていたのは、昆虫によく似た巨大生物だった。大きさは民家ほどもある。多数の脚を持ち、 全身がぬめりを帯びた分厚い外骨格に覆われており、頭部と思しき部分は無数の複眼を備えていた。 <Beginning of Unknown Gigantices…起源不明巨大生物群。通称BUGと呼称されるこれらは 数十年前に人類の前に現れ、依然として人類に対して敵対行動を取り続けている。これらの お陰で月の月面都市建設計画と、火星のテラフォーミング化が著しく遅れているのは知っての通りだ。 おまけに人類の約半分はこれらに喰われてしまった。無傷で残っているのはヨーロッパ主要部分と 北米、中央を除く東西ロシア、オーストラリア、南アフリカ周辺、イスラエルと幾つかの中東、 そして中国沿岸部と台湾、朝鮮半島、日本ぐらいだな。それ以外はほぼ絶望的な状況下にある> 映像が切り替わり、地球の全体図が青色で投影され、アイザックがざっと列挙した地域以外は 赤く塗り潰されてしまった。赤に侵されていない部分は半分程度しかない。 <だが絶望的ではあるが悲観的になるほどでもないというのもまた事実だ。JDFが二週間前に実施した 低軌道からの強襲降下作戦により、バルト海沿岸部にあったBUGの根源地(ネスト)の殲滅に 成功している。人類はまた一つ故郷を取り戻した> 赤かったバルト海沿岸部が青く塗り潰された。 <そしてJDFが実施する作戦の中で最も重用なのが軌道降下だ。軌道上からの降下は戦力を地球上の 何処へでも短時間で展開可能であり、これは奇襲ばかりか効果的な機動防御作戦も可能だ。 そして君達が今いる、この洋上に建設された超弩級浮体式構造物(ギガフロート)の 軌道エレベーター群基地が、JDFが環太平洋地域での作戦を遂行する拠点『ユグドラシルⅠ』だ> 教場の閉じていたカーテンが開き、天を貫いて聳え立つ途方もなく巨大な軌道エレベーター群が 窓の外に望めた。軌道エレベーター群は直径が十m以上に達する強化カーボンナノチューブと ダイヤモンド複合材から成る特殊ケーブル百数本から成り立ち、一つのケーブルには大型旅客機を 格納可能なほどのクルーザーが宇宙と地球を行き来している。 <ユグドラシルⅠは軌道エレベーター群基地の中でも最大だ。この基地は元々はテラフォーミング化が 進んだ火星への移住者とその家財を運び上げるのを主な目的として建造されたのだが、 BUGの出現により計画は思うように進まず、先ずはBUGという問題を取り除く必要性から 現在ではJDF軌道降下打撃部隊の基地として使われている。おさらいが随分と長くなってしまった。 いよいよ本題に入ろう。さて、察しが良い者は、君達の部隊もまた軌道降下打撃部隊の 一部として組み込まれるのに気が付いているだろう。実際、君達には軌道から降下してもらう> 再び教場が暗くなり、立体映像が投影される。映像にはロボット型兵器と、重装備のフルプラセスが 映っていた。 <一般的な軌道降下部隊は、OrbitBorne Troops(軌道降下猟兵)…通称OBTと呼称される 特殊な機械化部隊と、Special Mechanized Infntry(特殊機械化歩兵)…通称SMIと呼称される 歩兵部隊によって編成される。作戦によってはこれに戦車などの重戦闘車輌が加わる事もあるが、 軌道降下は性質的には空挺降下の延長線上にあるので重装備がない。尤も、その必要性が無いと 言った方が正しいかな> アイザックはレーザーポインターをポケットから取り出し、投影されているロボット型兵器を示した。 <これがOBTが装備する特殊兵器AAFだ。詳細は機密なので詳しくは言えないが、この兵器のお陰で 我々はBUGに対して一定の戦果を挙げる事が出来る。そしてこちらがSMIだ> 重装備のフルプラセスにポインターが移動する。 <SMI…その名の通り、全身を機械化した歩兵だ。何人かはこの隊舎でSMI隊員に会ったと思う。 彼らは生身の歩兵と違い、高性能の義躰により圧倒的な戦闘能力を備える以外にも様々な利点がある。 この利点により、動力付き外骨格(パワードスーツ)を装備する装甲歩兵よりも彼らが軌道降下に 多用される。それは何故だと思う?では、これについて答えられる者はいるかな? 何でもいい。言ってみたまえ> 誰も手を挙げない中、一人だけしか挙手しなかった。エマは眼鏡の位置を直すと立ち上がった。 <君の所見でも構わないよ、ワトソン君> 「…SMIの兵士は生身の兵士以上に兵站が少なくて済みます。彼らには飲食物の必要もなければ 排泄の必要もありません。義躰を動かす人工血液とバッテリー、生体脳を維持する高濃度ブドウ糖溶液、 そして武器弾薬があれば戦闘を継続可能です。これは補給の難しい降下作戦では重大な利点です」 <君の発想は素晴らしいがその根拠は?> 「先程、御前さんを引率してきたSMI隊員の装備が、個人が携行するには異常過ぎるほどの重装備でした。 強襲作戦は比較的短時間での決着を想定して立案されます。長引けばそれだけ奇襲効果が薄れ、 敵に立ち直らせる時間を与えてしまい、結果としてこちらが不利になってしまいます。 先程の隊員は明らかに携行弾薬が多過ぎる。これは補給が困難な状況に陥った場合に備えてなのでしょう。 他にも、彼が装着していた胸部プロテクターは特異な形状をしていました。恐らくあの部分に 予備の人工血液とバッテリーが収納されているのでしょう。これも長期間の作戦行動を見越した 装備だと思われます。以上が、私の所見の根拠です」 すらすらと所見を言い終えたエマは無表情のまま席に着いた。 <素晴らしい。ほぼ正解だ。では君に質問しよう。OBTとSMI。この両者は今まで非常に 素晴らしい連携で数多くの作戦を成功させてきた。しかし最近になって一つの問題が浮上してきた。 それは何だと思う?> 「……スケールの違いですか?」 <いい線をいっている。そうだ、スケールの違いだ。OBTのAAFは機動力と火力を備えた歩く 戦闘ヘリとして扱われている。実際、彼らには限定的だが飛行能力もある。 そこで奪取した拠点を占領し維持するには普通の歩兵が必要だ。そこでSMIの出番という訳だ。 しかし両者は共同して作戦に投入されるが、スケールの違いにより微妙な齟齬が発生している。 SMIがいくら生身の歩兵以上とはいえ、所詮は軽火器で武装した歩兵でしかない。彼らを直接支援する 親密な兵器が別に必要なんだ> 「それをAAFでは代替出来ないのですか?」 <ある程度は可能だ。しかし、より彼らに近い等身大の支援兵器の存在が今は求められている。 それがこれだ> AAFとSMIに続き、新たな画像が投影される。それは履帯(キャタピラ)や車輪ではなく、 多数の脚を備えた歪つな戦闘車輌だった。 それを一言で形容するなら鋼鉄の蜘蛛だった。頭部に相当する部分には複数の複合光学センサーを 備え、顎部からは大口径自動擲弾銃(グレネードマシンガン)の銃身が突き出ている。 避弾経始効果を狙った、角張った装甲を組み合わせた鋭角的なデザインの胴体下部からは 簡易な作業を行う為の作業腕が二本伸び、それぞれには重機関銃が搭載されているのだろう。 給弾用のリンクレスフィードが胴体下部に接続されていた。胴体上部にはペリスコープを 装備したスライド式ハッチのキューポラと重機関銃がマウントされている。両側面からは それぞれ三本の移動脚が生え、接地部分の装甲カバーの下には地上滑走用のホイールが見える。 腹部に相当する部分には主兵装が搭載されており、無人砲塔に大口径機関砲と重対戦車誘導弾が 装備されていた。 <Arthropod Tank…多脚戦車だ。君達にはこれに乗ってSMIを支援してもらう> ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) + ... 名前